旭東海運株式会社

カナダ バンクーバーにて

ケミカルタンカーの専門性に魅せられ、世界を舞台に成長を続ける——日本人航海士としての誇りと責任を胸に

一等航海士 / 2010年入社

F.O.


Q1.旭東海運に入社した理由、きっかけを教えてください。

外航船で働くことに強い憧れを抱き、面接を受けた際、船員として長期的に安定して働ける環境が整っていると感じ、入社を決意しました。また、配乗される船種がケミカルタンカーであり、この分野で日本人の外航船員が少ない現状に、その希少性と専門性の高さに大きな魅力を感じました。「だからこそ挑戦したい」「だからこそ価値がある」という思いが強まり、この業界で成長したいという気持ちが固まりました。

Q2.乗船中はどのような生活をしていますか。

一等航海士として乗船し、主に貨物の品質管理と荷役作業の全責任を担っています。ケミカルタンカーにおけるこれらの業務は非常に重要で繊細であり、常に神経を集中して取り組んでいます。特にケミカルカーゴはそれぞれの化学的性質や温度管理、混載条件が大きく異なるため、毎回異なる積付けプランの立案やタンク洗浄方法の選定という高度な判断力が求められます。これらの挑戦が非常にやりがいであり、「現場が教科書」と感じながら新たな知識と経験を積み、成長を続けています。今後も責任感と使命感を持ち、専門性を高めて高度な航海士を目指していきます。

Q3.船員になってうれしかったことは何ですか。

外航船の船員として働く中で嬉しいのは、様々な国籍の方々と共に仕事をし、友情が芽生え、世界中に友人ができることです。異なる国や文化、言語を持ちながらも、同じ目標に向かって協力することで信頼関係が築かれ、人とのつながりの大切さを実感しています。近年、日本人船員が外航ケミカルタンカーに乗船することは少なくなっており、寄港地で現地の関係者から「日本人は珍しい」と話しかけられることもあり、思わぬ出会いが生まれます。また、World wideな航路では未知の港を調べ、次の行き先が決まる瞬間がワクワクします。この仕事を通じて、世界の広さと多様さを感じる毎日を誇りに思います。

Q4.旭東海運に入ってよかったことは何ですか。

船員として継続的に外航船に乗れる環境は、他社ではなかなか得がたく、安定して働ける点はこの会社の大きな魅力だと感じています。さらに、乗船中に培った実務経験を生かし、東京・シンガポールなどで陸上勤務として活躍できるキャリアパスにも惹かれました。将来的には船の知識をもって陸上から業務を支える立場へ発展できる可能性があり、海上・陸上の両面で活躍できる点に強く魅力を感じています。

Q5.これから入社する船員さんに何かメッセージはありますか。

本気で外航船の船員としてのキャリアを築きたい方にとって、弊社は国際的な経験を積みながら着実に成長できる貴重な環境です。ただし、船内では協調性や思いやりが不可欠で、自分本位な方や他者を尊重できない方には向いていません。フィリピン人船員と信頼関係を築く姿勢が求められ、国籍を超えて人として向き合う意識が大切です。もしご縁があり同じ船に乗ることになれば、0から100まで丁寧に教えます。一緒に責任感を持って、信頼と連携を築いていけると嬉しいです。

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